『BAL バイク用充電器を修理する』

BAL バイク用充電器を修理する

BAL(大橋産業)の充電器。 安いから壊れやすい。今回は主に修理方法を紹介します。

この充電器の謳い文句:
・つないでボタンを押すだけで充電開始
・充電完了後は保持充電で自己放電を防止
・充電状態をランプでお知らせ
・各種保護回路搭載で安全
・防水、防塵設計(IEC規格 IP65適合)

※ 個人的な感想です。 参考程度にご覧ください。


広告

1. 故障

旧型も現行も故障…

BALのバッテリー充電器。 旧型タイプは買ってから1,2年、現行タイプは買ってから1年ほど、どちらも故障、充電不可になりました…。

故障の症状としてはどちらも、
モード選択を押しても待機状態のままで充電状態に入らない と言うものです。

yahoo知恵袋に「ご近所さんから借りたんだけど動かなくなった。 故障?」なんて質問があって、 「俺も持ってるんだけど、それ壊れやすいよ」 なんて回答が。 どうもこのNo1734はだいぶ故障が多いようです。


開けてみた

簡単に修理できちゃうんじゃないかと思い、開けてみる事に。
しかし、ねじの溝が特殊で三角形、 +ドライバーでは開けられない…。

BALの腐った商魂はドリルで粉砕してやろう。 で、開けたのが右。
開けてみたけど電気ど素人には何が原因かちんぷんかんぷん…。 電気テスターの使い方を誤って過電流、テスターを壊しちゃう始末…。


2. 修理

故障の原因

黄色い丸で囲ったのが問題のスイッチ。テスターで抵抗を測ってみるとボタン押しても通電しない。
やっぱりタクトスイッチが原因だって事で半田ごてを使って交換してみる。
何年も使って壊れたファンヒーターからボタンの長さが短いけどタクトスイッチを移植、するとモード選択ができるようになり充電状態に!


修理パターンB. 基板上で、スイッチ分解・清掃

タクトスイッチの構造を見ようと開けてみました。
金属の上蓋、本体の間にニッパーを入れて分解
接点部分が腐食してます。 マイナスドライバーで腐食を削って、グリスアップ…、

接着剤で蓋をし直したら、あれ、直っちゃった。
ってことは基盤に付いたままスイッチを修理するほうが簡単じゃないか。



現行型をパターンBで修理

No1734の現行型を修理。 ブログ記事を参考に六角レンチを削って三角レンチを自作、ネジを外す。
全部のネジを外したのに何故か蓋が開かないと思ったら シールの裏にもう一つネジ…、おのれBAL…。


基板に付いたままタクトスイッチをニッパーで開け、清掃、グリスアップし、蓋を接着剤で閉めなおす。
瞬間接着剤は四隅に極少量。 ボンドなら蓋をした後、覆うように適量を塗布すれば良いと思う。


充電できるようになったのを確認。

タクトスイッチを修理したのにモード選択、充電できないという場合、バッテリーが極端に劣化した状態 かも。 7v程度まで低下すると充電状態に入らないのを確認しました。


このBALのバイク用充電器 No1734は、安い割に、安全性、防水性にも配慮のある製品ですが、
いかんせんタクトスイッチの不良が多いようです。 あまりお勧めしません。

広告

↑ PAGE TOP