フロントホイール(前輪)の外し方
タイヤ交換、フロントフォークOHの時などに前輪を外すことになります。
<使用する工具>:
一. ジャッキ
二. 六角レンチ 6mm (フォーク前方のボルトを外す用)
三. 六角レンチ 8mm (ブレーキキャリパーを外す用)
四. 六角レンチ 12mm (アクスルシャフトのカラーを緩める用)
五. グリス (組みなおすときにグリスアップ)
六. プライヤー (メーターギアケーブルを外す用)
※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。
インデックス
0. フロントホイール外し概要
0-1. ようは緩めてシャフト抜くだけ
0-2. シャフト、カラー 共回り問題
1. メーターギアのケーブルを外す
2. ブレーキキャリパーを外す
3. カラーを外す
4. ジャッキアップ
5. シャフトを抜く
6. フロントホイールを外す
7. シャフト抜き入れのコツ
8. ホイール外したらチェック
0. フロントホール外し 概要
0-1. ようは緩めてシャフト抜くだけ
ホイールは、アクスルシャフトが反対側のカラーで締め付けられて固定されてます。
カラーを緩めて、アクスルシャフトを引き抜けば前輪は外れます。
パーツリストを見るとゴチャゴチャしてるけど、ホイールに嵌ってる部品なので気にしなくて大丈夫。
0-2. シャフト、カラー 共回り問題
シャフト、カラーは、ボルトがスリットを締め付けていて そのままでは緩みません。
単純に緩めれば良いんですが、、、
このボルトを左右いっぺんに緩めてしまうと、
カラーを緩めるとき、特に締めるときにシャフトも共回りしてしまう。
解決方法は単純、一方を締め付けて固定することで防げます。
1. メーターギアのケーブルを外す
車体左、メーターギアのケーブルを外す。 プライヤーなどでネジを回せば外れます。
2. ブレーキキャリパーを外す
フロントのブレーキキャリパーを外す。
ボルトを六角8mmで外す。 キャリパーは上にぐいぐいっと持ち上げて外す。
(外したキャリパーを宙ぶらりんにするとブレーキホースを痛める恐れが。紐で吊ると良い。)
3. カラーを外す
車体 左側 (※1) 、
まず カラーを固定しているボルトを六角6mmで緩める、
カラーを六角12mmで外す。
(※1).
私のバリオスはシャフトとカラーが逆に入っているので車体右側からカラーを外してます。
車体のどちらから作業しても良いと思います。
…と言うのも、カラー外さずにシャフトの方だけ緩めて外してもたぶん支障ない、むしろ効率的だと思うので。
4. ジャッキアップ
バイクリフトジャッキでフロントをアップ。
上面がまっ平らなタイプなので木片をあてがって。
5. シャフトを抜く
ジャッキアップしたら、浮いた前輪の下を埋めよう。
これはシャフトを抜いていくときホイールが斜めにならないための措置。
シャフトは、車体とホイールが平行でないと抜きにくくなるから。
シャフトを固定するボルトを緩め、カラー側からシャフトを押し込む。
六角レンチを掛け、左右にグニグニしながらだと抜けやすい。
頭が出てきたら手で引っ張る。
車体とホイールが平行ならシャフトはすんなり抜ける。
6. フロントホイールを外す
あとはホイールを転がして取るだけ。
ホイール右側についてる カラーは落としがちなので注意。
ジャッキアップが低いとフェンダーが ホイールに干渉するので注意。
これで前輪が取れました。
取り付け時は 各部、綺麗にしてグリスアップ。
メーターギアは本体の凸部とフォークの凹部を合わせて。 ホイールを組んだら回りが渋くないかも確認して。
7. シャフト抜き入れのコツ
シャフトの抜き入れは、車体とホイールがしっかり平行でないと苦戦します。
微調整におすすめなのがバール!
タイヤ下にバールを入れ、ちょびちょびっと上下に動かして角度を探りつつ、シャフトをグイグイ入れて(抜いて)いきます。
(大まかな高さ調節についてはタイヤ下に何か入れて。)
8. ホイール外したらチェック
1. メーターギアのグリスは乾いてしまってないか?
ホイール左側中央、メーターギアは引っぱれば取れます。
内部のギアを潤滑するグリスが乾いているとがっつり摩耗します。
↓ ↓ ↓
メーターギアに注油
2. ハブベアリングにガタ付きは無いか?
ホイール中心、ベアリングにガタが無いか確認、あれば交換。
ホームセンターに売っている安い道具を使って交換してみた。
↓ ↓ ↓
ホイールベアリング交換