タンクキャップ分解・清掃
いつまでもタンクキャップを掃除しないでいると走行中にガス欠のような症状を呈す。
4,5年おきにでも掃除しときゃ大丈夫か。
※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。
インデックス
0. 空気が入らないとガソリンが落ちない
1. タンクキャップを外す
2. 分解する
3. 清掃する
4. 組み立て注意点
0. 空気が入らないとガソリンが落ちない
突然だけどこのタイプの醤油差し、穴を塞ぐと内部に負圧が生じ、少量しか落ちてこなくなる。
これがまさに燃料タンクで起こる。 燃料がキャブに落ちて行かなくなるわけだ。
タンクキャップの負圧を抜く経路が詰まってしまう前に掃除をしよう。
※ 余談. 負圧式
「~は負圧式で燃料が落ちてくるから..」なんて言う場合はフューエルコックの作動方式の話し。タンク内の負圧とは無関係。
1. タンクキャップを外す
さて、作業。
タンクキャップを外すには、鍵を回しタンクキャップを開け、根元の2本のネジを外すだけ。
ネジをタンク内に落としてしまわないようにタオルなどで蓋をしてからね。
2. 分解する
分解は目についたネジを外し、部品を取っていくだけ。 簡単です。
固定されてない小さな部品があるから常に注意。落として失くすよ。
一番の注意点:鍵穴キャップは決して動かしてはいけない。
分解状態で動かすと付け根のバネ、剛球(精密ボール)が外れて飛んで行く。
写真では鍵穴キャップが開いているが、閉じたまま最後までそっとしておこう。もし失くしてしまったらホムセンで探すのも手。
3. 清掃する
清掃すべきは溝、穴。 それらを覆うガスケット。
ここが空気の通り道。なんや分からん白いカスが付着している。
マイナスドライバーでカスを削ぎ落とす。
ガスケットの方がどうも汚れがち。厚紙で出来てるみたいだからやりすぎ注意。
上のゴム部品が負圧弁。 タンク内に負圧が生じた時だけ開き、空気が入る仕組み。
ここはゴムが貼り付いて上手く開かなくなり、詰まることがあります。
ラバープロテクタントで劣化、貼り付きを防げるはず。ゴムは無理に引っ張っぱたりしてダルダルにしないよう優しく扱って。
4. 組み立て注意点
清掃完了。元通り組み立てて戻すだけ。
写真の金属パーツは上下逆でも何だかんだ取り付けできてしまうので間違わないよう注意。
タンクキャップはバラで部品が出ていないので汎用部品以外は失くしたり劣化していたら基本アッシー注文。約 5,000円。
↓
関連: 中国製 格安タンクキャップから部品取り