『台湾製ノーブランド  ニードル式トルクレンチ』


台湾製ノーブランド  ニードル式トルクレンチ

トルクレンチには ”ニードル式” ってのもあるんですね~

ラチェット式の物と比べ、安価で、壊れにくいんです!



※ 参考程度にご覧ください。


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1. amazonで購入

トルクレンチを買おうとamazonを眺めていたら、他より安い ”ニードル式” なるトルクレンチを発見!

測定レンジは0~20kg・mとワイドで、
単純な構造らしく、安いラチェット式にありがちな「壊れた」なんてレビューも無い。

価格も2000円ほどとかなり安い。こりゃ良いやと購入。



2. ニードル式の仕組み

2-1. 測定の仕組み

メモリがあって針がある。 トルクを掛けると針が動く、…と思ったんだけど違うんだ。

実際は、トルクを掛けると柄がしなってメモリも動く、取り残された針が現在のトルク値としてメモリを指す、という仕組み。

柄のしなり具合でトルク値が分かる仕組み。 壊れないわけだ。



2-2. 持ち手は誤差防止のピボット

持ち手部分がズレれば、柄のしなり具合も変わって測定に誤差が出てしまう。

でも そうならないようにピボット式になってるぞ。 これで決まった一点に力が掛かる。



2-3. 注意点

ソケットのサイズが1/2インチ(12.7mm)です。 あまり使わない大きいサイズだね。
ソケットアダプターで9.5mmソケットが使えるようにしないとな。

んで、見てのとおり、ラチェット式ではないので使い勝手はやや悪い。でも最後のギュッと締め付けるときだけこのトルクレンチを使えば良いだけなのでほぼ問題ない。

あと、「検品済み」 の文字が何処にもありません。 測定値に誤りがないか一つ一つ確認していないのでしょう。ちょっと怖い…。



3. 使ってみた

オイルパンのボルトの締め付け。 普通のラチェットレンチで終盤まで締め付けて、最後にニードル式トルクレンチの登場!

メモリが裏になって見えないので鏡で確認。 20N・mあたりを指してるな。

ネットで拾った規定トルク値を見るとオイルパンのボルトは50N・m(後に間違いと判明)。 まだまだと思って回してみても一向にトルク値が20N・m辺りから上がらない。


しばらく回していると、『バキッ!!』


・・・・・クランクケースの雌ネジ壊した・・・・?





大丈夫、ボルトが折れただけ

ふぅ、良かった~、  …って良くねーよ。
折れたボルトを回収しなきゃ。 せっかく締め付けたボルトを全部ゆるめるはめに。


トルクの値が一向に上がらなかったのはボルトが限界を超えて伸びだしたせいだね。

結局ネットで拾ったトルク値が間違っていた事が判明、このニードル式に罪は無い。



ニードル式は大雑把

ニードル式は精密な締め付けは苦手。

ラチェット式やデジタル式のように 指定したトルクに達したとき、使用者にそれを知らせるような仕組みがないからです。

大雑把に、大きな力で締めるような場面ならOK。




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