中国製ノーブランド Oリングゴールドチェーン
日本製Xリングチェーンを使ってきたが出費がかさんでいるので安く済ませたい・・・、
目を付けたのが 中国製の格安Oリングチェーン。
コスパは日本製を上回る。
※ 個人的な感想です。 参考程度にご覧ください。
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インデックス
1. OリングとXリング
2. どっちが重要? 摩擦 vs 偏摩耗
3. 中国製 Oリングゴールドチェーンを装着
4. 気持ちいい走り!
5. ここらへん中国品質
6. コスパめっちゃ良い
1. Oリング と Xリング
Oリングチェーンは、チェーンの繋ぎ目にOリングでグリスを封入することで摩耗を抑える。 グリスを封入していないノンシールチェーンと比べて長寿命なチェーン。
しかし反面、Oリングの接地面の摩擦はパワーを損失させます。(フリクションロス)
そこで考えられたのが 接地面をより小さく進化させたXリングです。
2. どっちが重要? 摩擦 vs 偏摩耗
現在使用中の、劣化 Xリングチェーン
・フリクションロス - 小さい good↑
・チェーン偏摩耗 - 激しい bad↓
VS
これから使う、新品 Oリングチェーン
・フリクションロス - 大きい bad↓
・チェーン偏摩耗 - 少ない good↑
上で書いた摩擦はもちろんのこと、チェーンの偏った摩耗もパワーロスになる。
長短の逆転した劣化Xリングチェーンと新品Oリングチェーン、
摩擦の小ささ、偏摩耗の少なさ... どちらがより重要な要素なんだろう? 交換して走れば分かる。
3. 中国製 Oリングゴールドチェーン装着
"バイクパーツセンター"で購入。 クリップ式は初めて。(バリオスは520-110L、バリオス2は520-112L)
取り付けは南海部品のチェーンツールの説明書どおりプレートを圧入するもウニュ~、ポロッと取れてしまう。
しょうがないのでプレートをプライヤーで押し込んで固定、その状態でクリップをはめました。プレートが少しゆるい感じ。クリップ式ってのはこんなもん? 中国製だから…?
作業中チェーンのフリクションをチェックしました。
やっぱりOリングは動きが渋い…。
Oリングチェーンの方はグニ~、グニ~。 RXリングの方はグニャグニャ。
タイヤを手で思いっきり回してみるがXリングと違って回ったタイヤは摩擦ですぐに止まってしまう。
4. 気持ちいい走り!
Xリングよりフリクションロスの大きいOリング、パワーはかなり落ちるだろうなと思ったけど…、
走ってみると交換前より明らかに加速の伸びが良い!
チェーンの伸びにムラが無いので 加速にもムラが無くスムーズ。 ジャラジャラ音も無く、何とも気持ちが良い!
徐々に悪化していくので気付きませんでしたが、今まで残念な状態で走っていたんだなと…。
ってことで、走りにとって大事なのは、摩擦うんぬんより偏摩耗の少なさである!
5. ここらへん中国品質
中国製なので粗はある。
1. 初期状態で偏摩耗
張りの調整時に気付いたが 新品なのに張りの強い部分、弱い部分がある。つまり偏摩耗してる。
走って違和感を覚えるレベルではないが気分はよくないな。
2. 初期伸び激しい
日本製でも初期伸びはある。穴やピンが真円でなく歪んでるから始めは当たりの強い部分が大きく摩耗し伸びやすい。
中国製はその初期伸びがなかなか激しい。穴やピンが日本製より歪んでるって事だ。
まあ、伸びはしばらくすれば落ち着く。その後の走りも特に違和感なし。
3. たまにOリングちぎれる
表面に付いたごみを取っていたときに気付いた。Oリングが千切れてる!まだほとんど走っていないのに・・・。
とりあえず、ここの潤滑を他より入念にやる…。その後、特に問題なく使い切れました。
しかしOリングの千切れる箇所がクリップの部分だとプレートが緩くなって走行中にクリップ外れるかも。つまりチェーン外れるかも…。 所詮クリップ式。カシメ式には無いリスク。
6. コスパめっちゃ良い
写真は交換から6ヶ月ぐらい(距離だと6000kmぐらい)。
わずかに固着、偏磨耗はやや顕著に出てきましたが、伸び具合ではまだまだ使えるレベル。メモリはまだ半分も行ってない。
ここ何年もこの中国製ゴールドチェーンばかり使用してます。
2019年現在で距離にして6万km以上。毎度1万km以上走ってからの交換です。
精度は少し粗いけど致命的とは言えず、コストパフォーマンスはかなり優秀です。
Xリングチェーンを惜しみながら長々使うより、安いOリングチェーンでも短い期間で交換していく方が気持ちよく走れます。
チェーンは安物でもいい、”劣化する前に早く取り替る”って事のほうが大事!