中国製ノーブランド シリンダーホーニングツール
よく見かけるタイプのやつ。 中国製の安物。
整備:シリンダーのホーニング と内容が少しかぶりますが。
※ 個人的な感想です。 参考程度にご覧ください。
中国製 ホーニングツール
ブレーキ用、 エンジン用
ひとえにシリンダーホーニングツールといっても、ブレーキ用とエンジン用がある。
何が違うかと言うと…、どっちも一緒だ。
対応するシリンダー径、 砥石の長さ、 砥石の番手に違いがあったりするけど基本構造は同じだから。
砥石の番手
「グリッド #XXX」とあるのが砥石の番手。 #120, #220, #280 の3種を確認。
ホーニングだけなら#280が適していると思います。
耐水ペーパーの#600,#800より深い線になります。
シリンダーの錆を削り落とす場合には#280だと細かすぎました。 削れてくれません。 圧力を上げれば行けたか?
圧力調整
ネジを締めると砥石がより強くシリンダーに押し付けられる仕組みになってます。
クロスハッチ
ムラのある線に
こんな安物でもクロスハッチがちゃんと出来ました。
ただその道のプロが機械でつける物と違って、線の間隔、深さ、角度は均一にはなりません。
簡易的なものなので当たり前ですね。 手でペーパーを走らせるよりは上手く出来ます。
上位ツール、 フレックスホーン
http://www.yuko-corp.co.jp/flexhone/
アメリカのBRM社のフレックスホーン。(登録商標)
こちらの方が信頼性が高く、よりしっかりしたホーニングが出来るらしく評判は良い。
しかし…、
価格がややネック。
ホーニングなんてなかなかやる作業でもないのに5000円から型によっては1万円超えも。
汎用性の低さもネック。
中国製ホーニングツールが対応径を一つで51~177mmなどと幅広くカバーするのに対し、一つのフレックスホーンがカバーできるのは52~55mmなど幅が狭い。
ヤフオク辺りには中国製の偽物フレックスホーンもあるようだ。安いフレックスホーンには注意。
関連:
シリンダーのホーニング