『左側エンジンカバーの外し方』 KAWASAKIバリオスのメンテナンス

左側エンジンカバーの外し方


左側、オルタネーターのある方のエンジンカバーの外し方。

外す必要が生じることはほとんど無い。


※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。


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0. 事前の作業

冷却水を抜く。
冷却水の通るパイプをどかさないと外せないボルトがあるので。

オイルは抜かなくても出来ます。
ただ抜いても抜かなくても結局はいくらか垂れるので オイル受けは用意。



1. 2本のコードを外す


エンジンカバーに繋がる2本のコードを外す。


1本目、フロントスプロケカバーの前方、オルタネーターからのコードのうち、細いものはここに。

少し抜きづらいけど引っ張るだけで抜けるようになってます。 スプロケカバーは邪魔になるから(8mmT型レンチで)外そう。



2本目、車体右のコネクターに繋がってる。 爪を押し込んで抜くだけ。 エアクリBOXは取らなくても出来るはず。



2. ボルトを外す


8mmレンチでボルトを外していきます。

赤丸のところは冷却水パイプを外さないと無理な箇所。
パイプはステー部分のボルトを先に外し、引っ張るだけで抜けます。



もうひとつの冷却水パイプも邪魔に。 ここも抜いちゃう。



3. 左側エンジンカバー外れる


ボルトを外したらプライポイントをバールでガバッと。



ガバッとすると オイルがツーっと垂れる。

上にも書きましたがオイルは抜いても抜かなくてもいくらか垂れるのでオイル受けは必須!



もう手前に引っ張ればカバーは外れます。 ノックピンは黄色い丸、カバーの左右。

コードが繋がってますが先に接続部分を外してるので問題なしですね。

「接続部分じゃなくてこの根元を外せば良いじゃん」て考えるかもしれませんが奥まっている上に締め付けがきついので返って大変。



外れました。 ディスクグラインダーなどで磨く場合はコードをカバーの内側にちゃんとしまってやってね。

コードが運転中のディスクグラインダーに絡みつくと余計な手間が増えます。


組みなおすときは逆の手順。 合わせ面をスクレイパーで綺麗にして紙ガスケットは通常、交換です。

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関連:
オイルパン、エンジンカバーのガスケット作成

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