『タイヤバルブの交換』 KAWASAKIバリオスのメンテナンス


タイヤバルブの交換

タイヤバルブ交換


タイヤバルブはタイヤの空気の出入り口。

ゴムで出来ているのでいずれは劣化します。

タイヤ交換の時にでもついでに交換しよう。



※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。


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0. 劣化して空気漏れ、ひとまず補修で乗り切る

劣化で割れたタイヤバルブ


10年以上使っていたタイヤバルブ、劣化してぱっくり割れて 空気が漏れていた。


割れたタイヤバルブをボンドで固めた


ひとまずボンドで割れた部分を固めて補修。

この状態で3,4ヶ月、空気圧もちゃんとチェックしていましたが漏れもなかったし、こんな補修でも何とかなるもんです。



1. 新品タイヤバルブを注文

新品タイヤバルブ

タイヤバルブは汎用品なのでバイク用品店に売ってます。

買うべきは、『 TR412 』です。
これはメーカーの品番ではなく、規格のコードなのでメーカーの違いは考えなくて大丈夫。

チューブレスのバイクのほとんどはこのTR412かな? 四輪だとちょっと背の高いTR413だったりとか。



2. タイヤバルブ交換

2-1. タイヤをホイールから外す

さてタイヤ交換するのでタイヤバルブも一緒に換えます。
バルブコアを外して空気を抜いてタイヤをホイールから外す。
関連:タイヤ交換とホイールバランス調整(1/3)


2-2. タイヤバルブを外す

タイヤバルブを切り取る


表側はカッターで根元を切って…、


タイヤバルブの根元を外す


裏側は穴にペンチを入れてクイッと捻ったら簡単に取れました。


2-3. タイヤバルブを装着

新品タイヤバルブを所定の位置へ


潤滑のため新品のタイヤバルブにシリコーンスプレーを噴射。 所定の位置にセット。
でも タイヤバルブのハメ込みはきつくて簡単には行きません



・タイヤバルブ装着ツール
バルブに装着、テコで引っ張り上げる。
安いのは500円しないな。



通常は ”タイヤバルブ装着ツール” なるものを使用するらしい…

が、こんなもの無くても出来ちゃいます。


タイヤバルブの裏をドライバーで押し込みつつ、ひたすら手でぐいぐい引っ張ってはめ込む方法もあるようですがかなり苦労してる様子でした。裏から押せばゴムは拡がるからね。



タイヤバルブにナットをはめる


バルブにナットをはめ込んでそれを手掛かりに引っ張れば上手く行くはずです。

という事で、ホームセンターに行ってみるもピッチの合う物が無い…。

諦めムードの中、ふと思いついたのが
自転車のタイヤバルブ。その根元のナット! これがピッタリ!



タイヤバルブをテコではめる

あとはナットの下にペンチを引っ掛け、テコで持ち上げると、


タイヤバルブをテコではめた

ムクムク…とタイヤバルブが出てきてあっけなくはまりました。

手で傾きを修正してタイヤバルブ交換作業は完了です。



3. 取り付けたタイヤバルブ

3-1. 古いパシフィックと新品中国製

太平洋工業 タイヤバルブ

こちらフロントホイール。15年ぐらい付けっぱなしの太平洋工業のタイヤバルブ。
有名なメーカーです。フタにPACIFIC☆と書いてあるのが目印。


中国製 タイヤバルブ

今回取り付けたバルブは中国製と思われるもの、果たして何年持つことやら…。

日本製でも安い部品なのでなるべくそちらを買った方がよろしいかと思います。

見た目の良さを狙った金属のスリーブ付きの物もあるので検討しても良いかも。




3-2. 中国製 その後…

交換したタイヤバルブ 劣化

中国製、ものの数ヶ月ですでに多数のひび割れ
空気漏れはまだ無いですがやはり長持ちしそうもありません。 PACIFICの方が結局は安く済むでしょう。



3-3. こちらIRC(井上ゴム)製

IRCのタイヤバルブ

ヒビだらけになった中国製バルブはタイヤ交換の際に外して日本メーカーの物に。

IRC(井上ゴム)ブランドのバルブを買ったけどキャップを見るとPACIFICの文字。結局はOEMでこれも太平洋工業製。

数年使用してますがもちろんヒビ割れなし。




・タイヤバルブ TR412
中国製はやめな。日本のにしな。




・協永産業 TR412
KYOEIといえば金属スリーブ付き。
見た目ちょっといい。紫外線よけにもなるか。




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関連:タイヤ交換とホイールバランス調整(1/3)

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