『スパークプラグの交換』 KAWASAKIバリオスのメンテナンス


スパークプラグの交換

いままで交換したスパークプラグ


バリオスだとスパークプラグの交換時期は6000km~10000kmぐらいかな。

劣化してくるとパワーの低下を感じたり、 低速時にエンジンがスムーズに回らず少しガクガクする。

「バリオスはプラグ交換が大変」みたいに言われるけど、別に…。



※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。


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0. 用意するもの、事前の作業

スパークプラグ NGK CR9E

NGK CR9E


スパークプラグって言うとNGKが有名。 バリオスが使うのは 『 CR9E 』。 4本。

箱を空けて紙製の筒(保護帽)が潰れて無いかチェック。
保護帽が潰れてなければプラグギャップ (中心電極と外側電極との隙間) が潰れている心配も無い。



プラグレンチ + 延長ソケット + ラチェットレンチ

ディープソケットと延長ソケット、ラチェットレンチ


必要なツール

一、 16mmのソケット型のプラグレンチ
二、 延長ソケット(エクステンションバー)
三、 ラチェットレンチ


これでプラグの着脱ができます。 車載工具があるならそれが一番やり易いと思います。



ラジエーターガードを外す?


ラジエーターガードは外さなくても出来るけど、外した方が楽。
六角レンチとラチェットレンチで3箇所のボルトを外すだけ。



1. プラグキャップを外す

プラグキャップを抜き取る


プラグキャップを外します。 キャップ周辺に小石などがあれば取り除いて綺麗に。 燃焼室に入るとシリンダーが傷ついちゃう。

キャップは摘んで 上方向に「おりゃっ」と引っ張り上げて抜く だけ。
抜けにくい場合は少しだけなら左右に揺すってに引っ張り上げても問題無いし、反時計回りに捻りつつやると抜けやすかったり。

外したプラグキャップは邪魔にならない場所に。



2. スパークプラグを外す

邪魔な冷却水ホース


キャップのはまっていた 穴に ”プラグレンチ+延長ソケット” を入れます。

この時、冷却水ホースが邪魔になるが、指で押し退ければ良いだけ。


ラチェットレンチと合体


穴に入れたソケットとラチェットレンチを合体。

ふつうに反時計回りに回して プラグを緩めます。

ある程度緩んだらレンチは外してソケットを直接つまんで回すと効率良いです。


スパークプラグを抜き取る


緩んだらソケットを取り出し、写真のように 再びキャップを入れてプラグを取り出す

磁石付きのソケットならこんなことしなくてもプラグを釣れるので便利。



3. 焼け色チェック

適正な焼け色

とりはずしたスパークプラグ 適正


取り外したスパークプラグ。白っぽい灰色なので焼け色は適正。 外したプラグは何番の物だったか分かるように置いておこう。

他のプラグと見比べて焼け色が均一かチェック、 「ここだけ少し黒い」なんて場合ははパイロットスクリューを少し締めこんで誤魔化したり。

下のようにあまりに黒い場合はトラブルの疑いあり…。



混合気 濃すぎのときの焼け色


くすぶったスパークプラグ


これは くすぶったプラグ。 黒い。
歯ブラシで磨いたけどまだカーボンが付着しています。 こうなると電気がリークして始動不良、パワー低下。


くすぶったスパークプラグ2


こういった黒色になる場合は、混合気が濃すぎる場合です。
原因として 最も疑われるのはキャブのオーバーフロー かな?

このときは 「オーバーフロー + クランクケースにガソリン混入」で真っ黒になりました。

低速走行、短距離走行ばかりしてる場合もくすぶるようです。 ある程度回して乗るか、どうしも無理ならより焼け型のCR8Eを。


とりはずしたスパークプラグ 油面高め


ちなみにこちらはキャブの油面が高め(濃いめ)だったときの焼け色。
色あせたのか夕焼け色になっているが、混合気が濃い目だと美味しそうなオレンジ色に。



4. 新品プラグを装着

新品のスパークプラグを入れる


さて新品プラグの装着。

新品プラグを穴に落とす


新品のスパークプラグをまずは手締め


ソケットを入れて最初は手で締めます

いきなりレンチで締めてしまうとプラグが斜めってねじ山の噛み合いがおかしい場合、エンジン側のネジ山を壊しちゃうから。

2,3回転するようなら大丈夫、正常に噛み合ってます。

(基本ねじ山にアンチシーズ、グリスなどは不要です。 メーカーも塗るなって。)


新品のスパークプラグを締め付け


締め付け。

私は感覚で適当に締めてます。 写真のように柄の短いレンチならねじ山が壊れるほどきつく締めてしまう事は無いです。

正式な締め付けトルクはプラグの箱の後ろに。
プラグが底付きしてから、新品時は1/2回転、再使用時は1/16回転締め付け
1度外して再使用する場合はプラグのガスケットがすでに潰れてるのであまり締め付けないってことです。



5. プラグキャップをはめ直す

プラグキャップ取り付け


キャップをはめ直す。 (本当は奥の2番の交換が済んでからはめます。 外側のキャップ付けちゃうと奥の作業が出来ないので。)

両手で上からギュっと押し込めば良いだけ です。 バチンッ!とはまればOK。 簡単に抜けないかチェック。


プラグキャップ潤滑


上手くはまらない場合がたまにあります。 その時はキャップ内に接点復活スプレーなどをプシュッと吹いてやるとはまり易くなります。

どうしてはまり易くなるかって言うと、
プラグの頭にはご覧通りネジ山、キャップ内はネジは切って無いんだけど突起があって、それらが噛み合う作り。
潤滑して摩擦を低減、奥までしっかりはまるようになると。

(ここは電圧高いから垂れるほど吹いてしまうと電気がリークすると思う。 乾かすか拭き取るかして。)


1番プラグの交換作業だけを紹介しましたが 他3ヶ所も同様に交換して完了。 やることは一緒なので省略します。



セットがお得

スパークプラグの墓場


スパークプラグは単品よりセットで買う方がお得だったりする。
ネットで買うならCR9Eは1本辺り400円台半ばが目安か。

上の写真はストックでなく、焼け色の参考にと捨てずに溜めるのが習慣になってしまったスパークプラグ。
捨てるタイミングを失って気が付けば84本…。 20万km越えの勲章だと思うことにしよう。





・NGK CR9E
10本、4本セットだと単品より安い場合あり。
1本あたり400円半ばが底値目安。




・NGK CR9EIX (イリジウム)
イリジウム。
1本あたり1000円程度が底値目安か。



 TORCH(トーチ)という中国メーカーの安いスパークプラグもあります。
しかしNGKと違い、精度が低いようでプラグギャップにばらつきがあるなどの悪い評判も散見されます。試す場合にはその点に留意。




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