『フロントスプロケットの交換』 KAWASAKIバリオスのメンテナンス


フロントスプロケットの交換


2,3万kmぐらいが交換のタイミング??

磨り減ってくるとチェーンとの噛み合いが悪くなり、パワーロス、雑音の原因に。

悪い例を紹介したかったので「もっと手裏剣ぽく」と粘ってましたが、ようやく熟成されてきたので交換。



※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。


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1. チェーンを緩める


チェーンが張ったままだと作業が難しかったと思う。

アジャスターを緩め、タイヤを前方に動かしてチェーンの張りを緩めておこう

関連:ドライブチェーンの張りを調整



2. フロントスプロケットを外す

2-1. チェーンカバーを外す


フロントスプロケットはチェーンカバーの奥。

8mmのT型レンチなどを使ってチェーンカバーの2箇所のボルトを外す。

チェーンカバーはフレームと干渉して素直には外れません。知恵の輪と同じ。
ベストポジションなら"すっ"と抜き取れます。



2-2. スプロケットプレートを外す


カバーを外すとフロントスプロケットが見えます。

スプロケットを固定しているプレートを外します。



ギアを一速に入れ、スプロケを固定、
8mmのソケットやT型レンチで2箇所のボルトを外す。




指でつまんでいるのがプレート。

ひねって凹凸を合わせ、手前に抜き取る。




 バリオス2はこのプレートが20mmナットに変更、改良されている。



2-3. フロントスプロケットを抜き取る


スプロケを固定するものはもう無いけど チェーンを外さないとな。

…チェーンはプレートの前に外すべきか。

再びギアをNに、 スプロケにドライバーを噛ませて後輪を回せばチェーンが外れる。



チェーンを外したらスプロケを手前に抜き取って外し完了。



3. フロントスプロケット用意


左が摩耗したスプロケ。 こうなる前に交換ましょうって言う悪い例。

用意するスプロケは純正品じゃなくてOK。 いくつかのメーカーが作ってます。

車種に合うものを探して、基本はノーマルの歯数と同じものをチョイス。


バリオスはノーマルで14T。(ギアの歯数が14個)
13Tにすると…、トルクUP、トップスピードDOWN。
15Tにすると…、トルクDOWN、トップスピードUP。



4. フロントスプロケットを取り付ける

元あった場所にフロントスプロケットを取り付けます…って汚いからその前に軽く掃除しよう。



掃除が済んだら、チェーンに新品のスプロケットを掛ける。


シャフトにスプロケットを通す。



プレートを通し、ボルトで固定。

チェーンカバーも元通りにして、チェーンの張りを調整したら、全ての作業が完了です。

初心者でもやってみると簡単にできちゃう作業です。



 最後に、

 「2型はプレートをナットに変えて改良 - 」と書いた理由はこの通り、プレートだと摩耗してやがて機能を失ってしまうから。

 ここまで摩耗するとプレートを外さなくても引っ張るだけでスプロケが抜けてしまう。構造上、走行中に抜けてしまう事は多分ないと思うが。

 30万kmぐらいは持つ部品だけど、バリオス専用の部品だから販売終了に備えて予備を買っておくと良いかも。まあ、最悪でもバリオス2のシャフト移植で済むけど。




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