『rizoma フルードタンクCT137 WAVE』

rizoma フルードタンクCT137 WAVE

以前、コピー品 の rizoma フルードタンクを購入しました。

今回は本物を購入。以前購入した偽物はCT125 NEXT、今回購入したのは正規品 CT137 WAVE。

中国の偽物 と イタリアの本物 を比べてみる。

※ 個人的な感想です。 参考程度にご覧ください。

webikeから正規品購入

ブレンボも多いけど、rizomaもそこらじゅう偽物だらけ。
信頼できる店から購入しないといけません。rizomaのサイトからSTORES → 国名と進んでいくと各国の正規取扱店が確認できます。

私はウェビックから購入しました。 ウェビックは2018年現在 正規取扱店である56 designから取り寄せて販売しているので大丈夫。

価格は11000円程度。 大体 1ユーロ/130円ぐらいだとイタリアの正規店から買っても日本で買っても同じぐらいの値段です。

偽物と本物くらべてみた

せっかく偽物と本物が手元にあるので見比べてみます。

箱

▽ 偽物の特徴

1. フタから箱本体へと続く赤いラインにズレがある。

2. ロゴは偽物の方が派手に輝いている。また、位置がズレてる場合もある。

3. フタと箱本体を固定するシールが貼られていない。

箱の大きさ、背面の文字については今回、偽物と本物で商品のシリーズが違うので比べようがない。

4. 窓の部分。カットサイズ、細部の切り方が雑。

5. 接着剤は透明の物。 接着剤は細々と雑に塗られており、貼り付け方も雑。


写真はフタの裏側です。 本物 rizomaも裏地はむき出しなんだなぁ。 欧米は日本と違って包装に対してはドライなんだよね。

本体

こちらは偽物rizoma CT125B NEXT。 窓の部分が波打っている。

こちらは本物rizomaのWAVEシリーズ。 窓の部分(矢印)に線状の凸部がある。また、MAX,MINの文字もかすんでいる。 波打ちは無い。

窓以外の部分は、偽物、本物ともに綺麗に仕上がっていて、
本体の品質は偽物と本物に大きな差は無いように見える。

中国の偽物は以外に手抜きが無いし、イタリアの本物は以外に細部の詰めが甘い、という印象。

その他

・偽物は説明書が無い。
・ニップル(ホース差込口)は偽物の方がややバリが多い。 形状に一部違いあり。

CT137 WAVEのデザイン

さて、肝心なのはデザイン。 さすがに美しい。

完璧なデザインには、加えるものも削るものもない

…というのがrizomaのコンセプトらしいが まさしくというデザイン。

シンプルで美しいものが一番美しい。

取り付け大苦戦

当然フルードタンク取り付けには、タンク別体式のブレーキマスターシリンダーが必要。

購入時はピストン径に注意。マスターに1/2とか5/8等と書いてあるので交換前と同じピストン径の物を購入する。 このブレーキマスターを変えたことで純正ブレーキホースが90°ねじれる格好になっているが問題は出ていない。問題が出る前にブレーキホースも替えないとな。

さて、ホース径に合うニップルを本体に差し込むのだが、これがぜんぜん入らない。

ゴムを温め、フルードで潤滑、男の力でぐりぐりぐり…
「こんなに 力掛けてニップル折れないかぁぁ」とビクビク、ようやく入った。

偽物もきつめだったけど比にならない。

装着後の見た目

装着完了。ステーはホムセンの汎用ステーを加工したもの。 本当はリゾマの汎用ステーを使った方がよりセクシー。

フルードタンクの下は空間を作った方がすっきり、スタイリッシュな印象になるかと思います。

以前から思っていたけどやっぱり 保守的なデザインのバイクにはNEXTよりこのWAVEの方が似合います。

デザインが円柱状だし、バリオスは大柄なバイクじゃないので ”ずんぐり”した印象にならないかと不安でしたが、 サイズぴったりで違和感はありません。

フルードは折角なので色つきがおすすめ。 写真のフルードは ACTIVEの赤いフルード。

しかし、全てを入れ替えたわけではないので劣化したフルードと混じってくすんだ色になってしまった。

上から見下ろしたときの フタのデザインがいい！

このWAVEシリーズの"偽物"は2020年現在、見かけていません。 いぶかしまれることなく個性を演出できます。

価格はフルードタンクとしては高価ですが、物自体に高級感はありません。

あくまで 秀逸なデザイン、アルミ削りだしという部分から来る価格 なのです。

というわけでイタリアのリゾマ、さすがに美しい。

その後、ホムセンで安く買ったステーをrizoma純正風に加工し装着、青いフルードを入れてみた。 アクアリウムのようで癒されます。