『SPY LM100 セキュリティーアラーム (紹介編)』


1. SPY LM100 セキュリティーアラーム (紹介編)

セキュリティーアラームSPY LM100

SPY LM100 セキュリティーアラーム:
>(紹介編)
   (取り付け編)
   (改良・修理編)


振動などの異常を感知して警報を発し、点火回路をカット、盗難やいたずらを抑止する防犯用品。

※ 個人的な感想です。 参考程度にご覧ください。


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2. 購入動機となったいたずら被害

フロントウインカーが折られた

 ある日、買い物を終えてバイクに戻るとフロントのウィンカーが左右ともポッキリ。
 直前に買った瞬間接着剤が早速の大活躍。 ハケで塗り塗り、はめ直したら5秒で元通り。
 劣化で折れたステーを補修、また折れて補修...、と何度もやってきたので慣れたもんです。

 現場はいかにも犯罪者が好みそうな、暗~い駐輪場。
 ロック等をしていなかったので 最悪、盗まれていたわけで…。

 長いこと油断全開だったので防犯体制の見直し。
 いたずら防止に重点を置いて検討した結果、『セキュリティーアラーム』



3. SPY LM100 の機能

3-1. 安価な単方向アラーム

S EXCHANGE販売のSPY

上位モデルのSPY LM212から、ペイジャー機能(双方向通信機能)を排した廉価版がこのSPY LM100
価格は送料込み6500円程とバイク用セキュリティーアラームの中でも安いほう。

2014年現在、国内では"D EXCHANGE (ディーエクスチェンジ)"というお店がyahooで販売するのみっぽい。

中国からの個人輸入であればいつでも同程度のアラームは購入できる。2019年現在最新モデルはLM103みたいだな。



3-2. MADE IN …

LFFのSPY

見つからないなぁと思っていたメーカーの詳細をようやく発見。
開発は、『広東 LFF テクノロジー』という中国のメーカーらしい。

LFFのSPY 世界

自動車、バイク向けのアラームなどを製造している。 SPYは商品のブランド名で、世界に広く輸出してるようだ。

こちらメーカーのサイト → http://en.lff.cn/
こちらがアリババのサプライヤー向けサイト → http://lff.en.alibaba.com/


3-3. 機能一覧

1. 衝撃センサー
 衝撃、振動を感知して警告、発報。 感度はリモコンから5段階調整が可能。

2. マイクロウェーブセンサー
 マイクロ波を使って周囲の動体を感知、警告、発報。 触れられる前にけん制できる。

3. デジタル傾斜センサー
 起動時の状態を記憶、バイクを起こされるなど姿勢が変化すると異常として感知、発報。

4. 擬似イモビライザー
 作動中にキーがONになると異常として感知、発報。 点火回路を断ってエンジンも掛けさせない。直結や複製した鍵による盗難防止に。

5. アンチハイジャック
 運転中にバイクを強奪されても遠隔操作でエンジンを停止。 発報し、エンジンを始動不可に。

6. バックアップ電源搭載
 バッテリーに繋がる電源線を切断されても本体バックアップ電源で作動できる。不正解除させない。

その他. チャープ音とウィンカーでアンサーバック、過去の作動状況も分かるLEDインジケータ付き、 防水、 アラーム音は全5種(うち一つが6トーンアラーム)、 音で発報しないサイレントモード、 混雑した駐輪場でバイクの発見を助けるファインダー機能、 リモコン失くしても緊急解除ができ、 新たに汎用のリモコンを追加する事もできる、リモートエンジンスタート、キーレスドライブ、 まだあといくつか…


と言う具合に機能が盛り沢山。
SPYは、治安が悪いため要求水準が高いであろう南米にも輸出してる。 日本市場向けとはわけが違う。
日本メーカーの物だと1万数千円出しても機能的にいくつか足りません

購入の決め手はマイクロウェーブセンサー。 近づいただけで感知するんですからいたずら防止に良さそう。 SPY以外だとキジマのコンバットがオプションで用意してる。装備してない製品が多い。


3-4. 消費電力

▽ はサプライヤー向けサイトで見つけた表。
SPY LM100B? 消費電力

LM100Aとして買ったんだけど、これ見るとオプションの付いたLM100Bが正しいんじゃないかな?
んで、説明書には消費電力4.5mAとあるのにこちらには2.0mAと食い違いがある…。
おそらく、A型 が 2.0mA、 オプションの付いたB型は消費電力4.5mAなんだろう。

 マイクロ波センサーの消費電力は結構大きい、11mA。 だから本体とあわせると消費電力は15.5mAになる。 このセンサーはあくまで外付けオプション。 消費電力が気になるなら使わない選択もできる。


3-5. バッテリーの持ち


どのぐらい連続使用できるかについては正直はっきりしたことは言えない。
私のバッテリーの放電容量が 10時間率で8Ah。 ( 放電容量?何それって場合はこちら→参考 )

 4.5mAの消費なら、 8A / 0.0045A = 1777.777時間…およそ 74日。
15.5mAの消費なら、 8A / 0.0115A = 516.129時間…およそ 21日。

センサーが異常を感知すると消費電力は増えるし、エンジン始動を考えると12.3Vは欲しいから終止電圧まで使うわけにはいかない。 よって 実際はこんなに長時間使用できません。




4. 届きました SPY LM100

4-1. 梱包状態、 説明書

届いた SPY LM100

"D EXCHANGE (ディーエクスチェンジ)" から購入。 対応は迅速ですぐ届きました。
思ったよりこじんまり、箱きれい! でも傾けるとガサ、ゴソ。
緩衝材を使わない梱包スタイル…、簡単には壊れない自信の表れか。

日本語説明書

販売店で作ったと思われる日本語説明書、出来は良くない…
DIYが好きじゃない人は出来の悪さにイライラすると思う。 私は返って楽しめたが。


SPY LM100 箱の中身

保障期間は7日しかない。 届いたら早めに動作確認!



4-2. 本体、 防水性、 蓄電池

SPY LM100 本体

本体は少し安っぽいプラスチック。
サイズは、厚み(最大)3.2cm x 縦11.8cm x 横(最大)7.1cm。 スピーカー内臓タイプなので比較的大きい。



SPY LM100 本体内部

パカッと開けてみた。 雌ネジ側が脆いね。 折れやすい
ふちのゴムにしっかり密着しているようなので防水は問題なさそうだけど 念のため本体周囲にテープを巻いとくと良い でしょう。 スピーカー部分の防水はしっかりしてます。

矢印がバックアップバッテリー。 7.2vの蓄電池。

SPY LM100 本体内部 電池の足

弄り回して引っ張ったせいか電池の足が取れちゃった!

一旦基板から取ってLEDの足を義足にしてまた取り付け。 修理できました。

電源線を切られてもこいつが頑張ってくれますが7.2vでは音量がやや落ちます。 バックアップがあるからと油断せず、飽くまで電源線の防御に努めましょう。



4-3. リモコン

リモコン

カバー付きのリモコン。 プラスチック感丸出しのリモコンと違い、見た目しっかりしてます
初めカバーの動きが渋かったけど動かしてたらスムーズになりました。



リモコンの電池

電池交換は裏のネジを外せばできます。 Vinnic L828という電池。日本の規格には無いタイプ。 入手性が心配になったけど日本のamazonで普通に安く売ってます。 電池のサイズはφ8mm、長さ28mm程度。

12v 27A アルカリ電池 (amazon)


5. 実際の動作はこんな感じ

YouTubeにアップしてみました。 音量は編集で小さくしてます。


バイクセキュリティーアラーム SPY LM100 (1/4) - マイクロウェーブセンサー
バイクセキュリティーアラーム SPY LM100 (2/4) - 衝撃センサーLv3/Lv5 と 傾斜センサー
バイクセキュリティーアラーム SPY LM100 (3/4) - イモビライザー的な機能
バイクセキュリティーアラーム SPY LM100 (4/4) - サイレントモード と アラーム音(全5種)



6. 長期使用しての感想

◇ 誤作動
ほとんど誤作動は無い
マイクロウェーブセンサーを使用しなければね。
稀に、「なぜ鳴る?」って時があるけど、感度を高めにしていたのでミラーに一時的に掛けたヘルメットが動いて感知したのかも。

マイクロ波センサーは誤作動が多い
飛び交う電磁ノイズをセンサーが受信してしまう事があるようだ。 街中なら必ず鳴るという訳でなく、誤作動はする時はするし、しない時はしないと結構はっきりしてる。


◇ 揺れの感知
瞬間的な ”衝撃”は感知してくれるけど、”揺れ”の感知は鈍い
ただ、マイクロ波センサーの固定を甘くしてやると揺れを感知できる。 固定が甘いと、車体とセンサーとの揺れ方に差異が生じ、センサーが車体を動体として感知するためだ。 ま、地震で誤作動されたら困るか。


◇ 耐久性
致命的な不具合は無い
取り付けてから2019年現在、5年ぐらい、5万km以上走ったと思いますが現在も使用しています。

2015/9/20: 数ヶ月前からマイクロ波センサーの感度が鈍い。 → 自分で修理しました。


全体として安い割によく出来てます。 買ってよかったと思える製品です。


SPY LM100 セキュリティーアラーム:
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