SPY LM100 セキュリティーアラーム (取り付け編)
SPY LM100 セキュリティーアラーム:
(紹介編)
>(取り付け編)
(改良・修理編)
簡単ですが時間はまあまあ掛かります。
※ 個人的な感想です。 参考程度にご覧ください。
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0. 準備
0-1. 用意する道具
電工ペンチ、 ギボシ端子、 ギボシ端子ダブル(または分岐タップ)、 丸型端子(またはクワ型端子)、 絶縁スリーブ、
熱収縮チューブ、 ビニールテープ、 配線バンド、 配線コード... など。
ギボシは多めに買っておくと安心。 バッテリーへの接続に使う丸型 (またはクワ型) 端子は2つでOK。
ホームセンター、自動車用品店はもちろん、ギボシ端子なんかはダイソーでも買えたり。
その他、取り付けるバイクの 配線図。 無くてもテスターで探りながらやれば出来る。
バリオスの場合、ASTRIDERSのサイトで手に入ります。 (リンク先、ページ下部メニューの「FAQ」→ ページ左のメニューから「配線図」)
0-2. 本体設置場所の検討
LM100の本体サイズをざっと書くと、厚み(最大部分)3.2cm、横11.8cm、縦(最大部分)7.1cm、と結構大きい。
本体は防水加工されているので濡れるような場所でも大丈夫。
いろいろ検討してイグニッションコイルの上に設置することに。 実際はCDケースを土台にして設置。
設置場所は、見られない、触られない場所にしましょう。
追記:
なんか少し干渉してる思ったら…、ドレンらしい。 邪魔だからディスクグラインダーでカットしてやったぜ。
0-3. 端子を取り付け
線と線の接続 や 線をある場所に固定する時には ”端子” が必要です。
写真はバッテリー(-)に接続する線に、クワ型端子を取り付けたところ。
電工ペンチで線の被膜を剥ぎ、 適当な長さに切った熱収縮チューブを通し、 端子をセット、 それを電工ペンチで圧着(カシメ)、
熱収縮チューブをライターで炙って縮めたら完成です。 (+)線にも同じように端子を。
ギボシ端子の取り付けも似たようなもの。 熱収縮チューブでなく絶縁スリーブを使うんですが細かいことはエーモンのサイトを参考に。
> エーモン 配線接続の仕方
0-4. バックアップ電源の接続
本体近くのギボシ端子、ここを接続しておくと本体内部にあるバックアップ電源が使えるようになります。使わない手は無いので繋ぎます。
その他、説明書にも記載のない"謎の黒い線"がある。 2wayモデルのアンテナ用か? 使わないので適当にまとめておこう。
1. 電源線を接続
本体についてる+線と-線をバッテリーに接続。
接続はバッテリー(-)端子の接続を断って、(+)から。
マイナスが繋がってるとプラス接続のとき工具が車体に触れるとショート。(実際やらかし。実害無かったけど焦げくさ...)
この電源2本繋ぐだけで衝撃センサー、傾斜センサーは機能するからセキュリティーとして十分機能する。
初めから丸型端子の付いてる黒い線、これもマイナス線。 バッテリーマイナス、または車体アース部分に(矢印のボルトを外して)接続する。
バックアップ電源を備えているとはいえ、出来れば切られたくないこの電源線。
黒いテープなどで見えないように隠し、引っ張り出されたりしない場所に配線します。
2. ウィンカー線(イエロー線)を接続
ウィンカーに電気を供給するのがイエロー線。 アンサーバックや警告・発報時にピカッピカッと光らせます。
左右それぞれのウィンカーの+線にこのイエロー線を合流させます。
私は勘違いしてちょっと失敗しました…。てっきり、線が2本しかないからウィンカーの前か後、いずれかしか点灯させられないと思って、線を4本に増やして接続したんだけど、
ウィンカーは前後が並列接続だから線2本で全点灯できるんだわ…。
ってことで、フロントに接続するのが簡単でしょう。
分岐タップで合流させるのが最も簡単でしょうが、私はメスギボシをダブルに換えてイエロー線を合流させます。
丸部分のネジを外してフロントライトをガバッと。
矢印のように、ギボシダブルを使ってウィンカーの(+)にイエロー線を合流させました。
3. キーON監視線(ブラウン線)の接続
セキュリティー作動中にキーがONになると、直結などの不正行為として感知するのがブラウン線。
また、リモコン紛失などの際の緊急解除もブラウン線の接続が前提に。
キーONのとき、電気が流れる線に合流させます。
私はテールランプの線上(赤線)に、ウィンカー線と同様の方法で合流させました。(線の長さが足りなかったのでブラウン線を延長して取り付け。)
本当は手の届かないタンク下あたりの線に合流させる方がより安全でしょう。
4. カットオフ線(ピンク、グレー線)の接続
異常を感知したときにエンジンが掛からないようにする、またバイクを奪われたときに遠隔操作でエンジンを停止させるための線。
この2線間は本体内部で繋がっていて、異常を感知したときだけリレーで回路を断つ仕組みなので、
走行に不可欠となる回路を切断して、2線を接続します。
という事で点火系の回路に接続します。 パッと思いつくのはキルスイッチの辺りだね。
”2つのイグニッションコイルへの送電を断って”、ついでに”セルをまわす回路も断つ”ことにしますか。
そうなると接続場所は図中の色を付けた線上。 この線上で外から簡単に見えないところ…、BR(茶)線にしよう。
(左) 黒いテープを剥いて、目的のBR(茶)線を探し出す。
(右) 切断して、ひとまずギボシ端子のオスとメスを圧着。
(左) グレー、ピンク線にもギボシを付け、先ほど切断した線に取り付けよう。
(右) これで点火回路はセキュリティーアラーム内部のリレーを経由、異常を感知すると回路が断たれる、と。
実は上で取り付けたBR(茶)線、簡単ではないものの下から手が届いてしまう。
ま、設置候補となる場所は結構あるし、切ればどうにかなると言う線でもないので、
周囲と同化するように黒いテープで巻いて隠せそう。 探し出して無効化するのは困難だ。
5. その他
5-1. マイクロウェーブセンサー
周囲で動くものを監視するマイクロウェーブセンサー。
防水性が無いのでビニールに包んでシート下の小物入れに設置。これでもちゃんとドライバーで有効範囲の調節ができます。
ON/OFFスイッチが無かったので取り付けました。 改良:ON/OFFスイッチ 取り付け
5-2. LEDインジケーター
作動状況を知らせてくれるのがLEDインジケーター。 抑止効果も期待できます。
メーター辺りに穴を開けて設置します。
注意点があります。 このインジケーターは電圧、回路の切断/接続をマイナス側で制御してます。
セキュリティー作動中でなくても、LEDの(-)側が車体に触れればご臨終と…。
LEDの足元を絶縁しときましょう。接着剤で覆って被膜とすればいいんじゃないかな。
このインジケータ、青のLEDです。 改良:LEDインジケーターを赤に
6. 線まとめ、音量の調整
線をまとめてスッキリしましたが上は悪い例。
派手さが目立つし、線に手が簡単に届くので弄られる可能性があります。
一度タンク、カバーを付け直し、 覗き込んだり手や道具を突っ込んで脆弱なポイントをチェック!
黒いコイル型配線バンド、テープなどで派手な色を隠し、
より安全なタンク下など、車体の中心部に配線します。
音量も要確認、調整。 デフォルトは発報音、操作音ともに爆音です。 スピーカー部分にテープを貼って調整しましょう。
私は操作音だけ小さくしました。改良:操作音だけ小さく