タイヤ交換とホイールバランス調整(1/3)
自分でやろう、タイヤ交換。
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※ 整備はサービスマニュアルに頼らずやっているので参考程度にご覧ください。
知っておくべき部位と用語
各部の名称
・ ビード (イラストの緑の四角部分)
タイヤのホイールに触れるあたり。 中には数本のワイヤーが入っていてがっちり締まってる。
・ ハンプ (イラストの赤い矢印部分)
ホイールのちょっと盛り上がっていてる所。 タイヤが外れてしまわないように保持する。
・ ビードシート (イラストの緑の四角の太線部分)
ホイールのビード接地面。 ハンプの内側。
・ ウエル (イラストの青い矢印部分)
中央のへこんだ所。 タイヤをホイールに装着するときに必要になるタイヤの退避スペース。
用語
・ ビードを上げる (ビードを張るとも言う)
タイヤのビードを、ハンプを越えさせてビードシート部に上げること。
ビードを上げればタイヤ装着完了となります。 タイヤ内部の空気圧を使って ”上げ ”ます。
・ ビードを落とす
タイヤのビード部をホイールのハンプの外側、ウエルの方に落とすこと。
タイヤは簡単にポロッとは外れてくれません。 通常、ビードブレイカーなるツールを使いますがタイヤレバーだけでも可能です。
使用する道具
① 鉛板、強力両面テープ
ホイールバランスの調整に使います。 以前はバランスウェイトってあんまり売っていなくて単位も5g,10gなど荒かったのでホームセンターで鉛の板を買って代用。 接着には強力両面テープ。(バランスを探るのに1円玉も使います。)
② リムプロテクター
タイヤレバーによる傷からホイールを守るもの。 買ってはみたものの、初めてやる時はこんなの使っている余裕なかったし、 慣れてくると傷つけずに出来ると思うので…。 ホイールが大事という方はお使いください。
③ タイヤレバー
ホームセンターなんかでよく見かける黒くて安い物は先がとんがっていて反りが強く使いづらいです。補助用として使用します。
メインに使うのは先に丸みがあって反りの強くないもの、1000円ぐらいの。 (ネットだと安く買えますね。たぶん中華製だろう。)
④ 潤滑油
タイヤを外すとき、着けるときに使用します。 攻撃性の弱いシリコーンスプレーは装着時に使用。
装着時にすべりを良くするものとしてビードクリームがありますが潤滑油でも代用可。
⑤ ムシ回し、交換用バルブコア(Sサイズ)
ムシ回しとはバルブコアを着脱するための道具。バルブコアはホイールの空気の出入り口(バルブ)の所にはまっています。
劣化する部品なので交換したほうが良いですが経験上、2年位は余裕で持つので場合によっては再使用してOK。
⑥ エアーコンプレッサー
ビードを張るときに使用します。 ビードが張っていないと手押しポンプなんかで空気を入れようとしても隙間から抜けてしまい、らちが明きません。 エアコンプレッサーの素早く強力な吐出が必要です。
(タンク容量は20L以上あれば余裕です。10L程度でも足りるかな??)
⑦ 固定ベルト (場合によっては必要)
タイヤとホイールの間に隙間が大きいとエアコンプレッサーでも上手く空気が入らない時があります。
その時はバンドをタイヤの周囲に巻き、締め付けることで隙間を埋め、空気の抜けを抑えます。
水で濡らしたタオルで漏れを塞ぐ方法もあるので無くてもOK。
⑧ 空気圧メーター付きの空気入れ
エアコンプレッサーで一気に空気を入れ、ビードを張る事も出来ますが、バーストするとものすごく危険。
私は途中までエアコンプレッサー、最終的には空気圧メーターつきのフットポンプで圧を上げ、ビードを張るようにしています。
交換前にやっておくこと
上で、『エアコンプレッサーでも上手く空気が入らない時が...』 と書きましたが、そうならないように ビード部を押し広げておくといいです。
広げた状態で数日置いておけば大丈夫でしょう。 普通ダンボールなどを入れて押し広げます。(写真のは鉄。)
この作業は任意。 やらなくても上手く行く場合もあるし、ダメならバンド巻けばいいやという事なら省略可です。
つづいては、実際に作業してホイールからタイヤを外すところまでやります。
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